こんな時、あなたならどうしますか? 運動する?それとも安静にしてる?
いつまで安静か? いつから積極的に動く?
こんにちは。
今日は患者さんから、よく聞かれる運動について書いてまいります。
運動といっても、内容についてではなく安静期からの運動開始についてのタイミングに関してです。
ぎっくり腰や捻挫などで来院される方からよく耳にするのは、
「普段運動不足」「体がなまっている」「筋肉が落ちている」など
そして、「じっとしていたら、もっと体がダメになっちゃう」「少しは動かないと」
などなど。 そして「運動した方がいいですよね」と。 正解!
でも、ちょっと待って下さい!
時と場合、状況によっては安静にしておかねばいけません。
*急な痛みやケガ
*痛みが強い時(まぁ動けないと思いますが)
*熱や熱感が有る時
*赤くなって腫れたりしている時
いわゆる炎症症状がある時ですね。こんな時は安静に保ち冷やして下さい。
運動やお風呂はなるべく避けるべきです。
では、いつから運動を始める? この辺のタイミングが悩みどころですよね。
まずは、痛みの具合や腫れの状態が落ち着いてきたら、痛みの無い範囲で軽く動かして
いきましょう。そして、徐々に動かす範囲を広げながら以前のような動作を取り戻して
いきましょう。
以前のような動作が取り戻せたら、今度はウォーキングや体操・ストレッチなどに取り
組んでいきましょう。それも急激に行うのではなく、最初は軽めに短く行いましょう。
慣れてきて難なくこなせるようになってきたら、負荷の度合いを少しづつ増やしていきましょう。
そして目的やゴールをある程度設定していきましょう。
個々人、子供と大人または高齢者によってゴールが違ってきます。
でも一生使う体ですから、なが~く続けていかれるように目的を設定し負担にならない
ように取り組めていけたら良いと思います。
まとめ
1)安静
2)痛みや腫れの具合が落ち着いてきたら少しづつ動かす
3)動かせる範囲が広がり、以前のように動けるようになった
4)ここから積極的に運動に取り組む 但し、無理は禁物!
5)徐々に運動量や負荷を増やしていきゴールを設定
6)出来れば、なが~く続けられるように頑張りましょう!
痛みがある時に運動をしようとする人、痛みが治ったら運動をやめてしまう人
本末転倒ですから~
参考にして頂き、少しでもお役に立てたらうれしいです。
以上、本日は安静と運動のタイミングについて書かせて頂きました。
今日もありがとうございました。(今日は蒸すな~)