さいたま市 竹内接骨院/ アカシヤ接骨院のゆるーいブログ

さいたま市で接骨院をする傍ら、健康など身近な情報をゆるーく発信していきます。

雨が降ると痛む 寒いと痛む それは天気痛!?

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竹内接骨院の仲間たち


天気痛て何?

こんにちは。 ここのところ、うっとしい日が続きますね。

天気が悪いと、具合の悪くなる方って多いですよね。

 

先日ネットを見ていたら、たまたま文藝春秋オンラインに

日本でただ1人の天気痛外来医師に聞く 「どうして雨の日は調子が悪くなるのか?」2017/06/27

という記事がありました。2年程前の記事ですが、面白そうなので読んでみました。

愛知医科大学客員教授で 日本でただ1人の外来医師 佐藤 純先生がその人です。

先生によりますと、天気によって具合の悪くなる方は推定1000万人を下らないので

はないか。そこで「天気痛」と名付け治療研究にあたってきたそうです。

「天気痛」の原因としては、気圧・気温・湿度などいくつかあるそうですが

特に気圧に注目をしているそうです。

気圧の変化を内耳が敏感に感じ取って、自律神経がストレス反応を起こし交感神経が

興奮する。結果、痛み物質が分泌されるというメカニズムらしいです。特に内耳の感覚

が敏感な方は反応しやすいらしいです。

また、気温差も大きな要因の一つであり「うつ」の人は気温の変化が前日と10度違う

と悪化するという研究報告もあるらしいです。

 

他にも、2017年9月23日の THE SANKEI NEWSにおいて

近畿大学麻酔科教授 森本 昌宏先生の痛み学入門講座の中で、「天気痛」が

掲載されておりました。

大学などでも、このような研究がなされていて三重大学鳥取大学などでは、

高圧酸素治療室を使った研究を行い、椎間板や関節包の状態を調べ痛みとの関連を

研究した報告があるそうです。

森本昌宏先生は、さまざまな研究結果から以下のことが整理できると述べています。

1)痛みは低気圧の接近や通過によって強くなる。雨の降る前が最悪で、降ってしまう

 と軽快する

2)関節は気圧の低下によって膨張し痛みを生じるが、炎症が強いほどその痛みが強い

3)温度の低下による痛みの悪化は、交感神経への刺激による

4)湿度の上昇も痛みを強くすることがある

また、心因性要素の関与も大きく影響するとのことでした。

 

私どものところに来られる患者さんにも、天気予報より正確な方がおられます。

なるほどね~ 大変勉強になりました。

 

佐藤純先生の予防法や対処法の中に、耳たぶマッサージなるものがありました。

両耳の耳たぶを上下横の3方向に5秒づつひっぱったり、ひっぱりながらぐるぐる回し

たりする。また、紙コップに蒸しタオルを入れて耳たぶを隠すように当てて温めるのも

良いそうです。(へ~)

「天気痛」の方は是非お試しくださいね。

 

では、本日はこのへんで。

ありがとうございました。(やっぱり晴れの日がいいな~)