呼吸法 臍下丹田呼吸法 効果と方法
臍下丹田呼吸法って??
こんにちは。今日は呼吸法について書いていきます。
さて、臍下丹田ってなに? なんて読むの? なんて方もいるかもしれませんので 一応。「せいかたんでん」と読みます。
デジタル大辞泉では、へその下にある丹田とよばれるところ。心身の精気の集まるところという。また、精製版日本国語大辞典の解説では、臍(へそ)の下三寸(約九センチメートル)あまりのところ。ここに気力を集めれば、健康を保ち勇気が生じるといわれている。
要は、下っ腹のことを指し、ここに心身の要のツボがあるということです。そして、ここを使い呼吸を行う方法が臍下丹田呼吸法ということです。
この呼吸法は、2500年程前にお釈迦様が悟りを開いた時に行ったともいわれているそうです。(すげー!歴史がありますね~)
やり方ですが
- 立位でも座位でも寝てもかまいません。手のひらを下腹部に当てます。
- 鼻から息を吸い込み下腹部にに空気を入れ込むように。
- 口から糸を吐き出す感じでゆっくりと時間をかけて息を吐く
- 息をすべて出し切る
- 1~4を数十回繰り返す。
*方法は他にもあるようですが。例えば4秒吸って1~2秒息をとめる。
8秒かけて息を吐く など。
効果は
東邦大学医学部生理学教授の有田秀穂先生の研究では、セロトニンの増加や前部前頭前野の血流増加が認められた。セロトニンの増加は、爽快感や自律神経のバランスを整え、痛みや疲労感を軽減してくれます。前部前頭前野は、共感および直観・自己意識に関連する領域であり、心の変容に影響を与えると考えられる。といった研究結果を報告されています。その他、肺や内臓が強化できる。内臓や腸の働きが活発になる。などの効果も得られるとのことです。(呼吸法すご!)
私も30年近く前、勤務していた病院の院長先生からこの呼吸法を学びました。気分不快や貧血などで倒れた方 だけでなく、全身麻酔以外の手術中の患者さんの血圧・脈拍にも効果があるのを何度も見たことがあります。また便秘症の方にも効果があり、改善した報告を受けたこともよくありました。私は現在でも呼吸法を気分の悪くなった方や貧血で倒れた方に用いています。ほとんどは改善されます。(ホントに効果あります)
単純なことのようですが呼吸法の大切さや重要性・効果を改めて認識しました。
何十年・何千年経っても素晴らしいものは変わらないのですね。
では、本日はこのへんで。ありがとうございました。
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