ばね指?
こんばんは。
今日は曇りかと思いきや、雨がぱらついたようです。
湿度が少し上がりましたかね。
さて本日は、
最近相談を受けることが多くなった「ばね指」について。
手には指を曲げる屈筋腱という筋があります。
この筋は腕の筋肉から指先までをつないでいます。
指を曲げる時には、この筋が収縮します。
また、この筋は指先近くにある腱鞘というサヤの中を行き来します。
しかし使い過ぎなどの原因によって、
この腱がサヤの部分で炎症を起こします。これが腱鞘炎です。
年末の大掃除などで手を使うことが多かった方、大丈夫でしたか?
赤い線が腱です。 膨らんでいる部分が炎症部。 黒塗り部分が腱鞘。
そして、炎症部分で腱が腫れてサヤの中を行き来しづらくなります。
しまいには引っかかってしまい、
(赤く膨らんだ炎症部が鞘に動きを阻まれています)
反対の手などで引っ掛かりをはずすと、
バネのようにはずれるため「ばね指」といわれます。
対処法としては、手の安静やアイシング。
炎症や痛みが落ち着いていたら、マッサージや指のストレッチ(伸ばす)を行う。
当院ではAKS療法を使いますが、かなり良い結果が出せます。
これで改善すればOK。
長引くようだったり痛みが強い場合は、
整形外科で診て頂いて下さい。
以上、
簡単ではありますが参考になれば。
本日はこれにて。
ありがとうございました。