さいたま市 竹内接骨院/ アカシヤ接骨院のゆるーいブログ

さいたま市で接骨院をする傍ら、健康など身近な情報をゆるーく発信していきます。

脊柱側弯症

こんにちは。

毎日うっとしい日が続き、気分もスッキリしませんね。

下の写真を見てください。お辞儀をしたところの写真です。

側弯.png

向かって左側の背中が高いですね。
これって、リブハンプ(肋骨隆起)といって背骨が曲がっている時に見られます。
気を付け姿勢の時には肩の高さも違ってくると思います。
これは、脊柱側弯症といわれます。
この方は、恐らく子供の時からのものと思われます。

原因はいくつかありますが、最も多いのは原因がはっきりしない特発性側弯症です。
ダブルカーブといって捻じれながら2ヶ所で曲がっているケースも多く、女児によくみられます。

背中に等高線様の光を当てて、背中の盛り上がり具合を見て左右の均衡差を見るモアレ検査やレントゲン写真で背骨の曲りの角度を測るコブ法検査があります。
また成長期の子供では、骨盤の腸骨の部分をX線で見ると成長の度合いが分かるので(Risser sign)、ここを見ながらコブ角との関連で対処法を決めていきます。
私も整形外科に勤務時代は、コブ角の計測を散々させて頂きました。

角度が小さければ特に治療などは行わず、側弯体操を指導したり、経過をみるなどの指示をして終わります。
しかし、治療が必要な場合は装具をはめて経過を観察していきます。

多くの場合は治療を必要とするケースはありません。しかし、側弯が後年どのように影響をするかは不明です。

皆さんのまわりにも怪しい方がおりましたら、お辞儀をして背中の高さや肩の高さを見てみて下さい。
もしかしたら、背骨が曲がっているかも!?
心配な方は医療機関の専門医へ。

簡単ではございますが、本日はこのへんで。
ありがとうございました。