さいたま市 竹内接骨院/ アカシヤ接骨院のゆるーいブログ

さいたま市で接骨院をする傍ら、健康など身近な情報をゆるーく発信していきます。

食中毒 芽胞形成 ウエルシュ菌 セレウス菌 

 

芽胞形成て何?

だいぶ暖かくなってきました。

これからは「あつ~」と汗をぬぐうことも多くなってくると思います。

そこで、本日は食中毒について少々書いてまいります。

 

当院に通院している患者さんに、管理栄養士に成り立てホヤホヤの男子がおります。

学生時代から、栄養学や公衆衛生などの話しを時々しておりました。

私も遠い昔、公衆衛生学や病理学で勉強したような?記憶が。

ちなみに、私こう見えて大学院で公衆衛生学の修士課程を修了しております。!

なのに、???。 で、彼に色々と教わっております。

 

この間は、「芽胞形成する食中毒菌は厄介だよね。」と食中毒の話題が。

ところで、芽胞形成する菌て何だっけ? 

芽胞とは

自分の生存に適さない状況下では芽胞という硬い殻を作って休眠するというもの。

ウエルシュ菌 セレウス菌 ボツリヌス菌 などがあります。

 

芽胞は180℃で30分以上の加熱をしないと死滅しません。

ですので、通常の加熱程度では芽胞を形成して生き残っております。

そして43℃~46℃になると再び活発に活動を始め、1個の菌からおよそ30分で

10万個にまで増殖するらしいです。(おそろしい~)

加熱後、冷蔵庫で保管しても冷えるまでの間に菌が増殖してしまうこともあるので安心できません。

特にカレーやシチューなど、酸素が入りにくいところで増殖をする性質らしいので、

これらの食材には気を付けなければいけません。

 

では、これら食中毒の予防策は?

1)菌をつけない:よく洗う、洗い流す

2)菌を増やさない:出来るだけ早く食べる。残った食材を放置しない。

3)菌をやっつける:芽胞状態では難しいが、発芽し増殖している最中の菌は加熱に

よって死滅するので充分に加熱をする。また、60℃以上では増殖をしないので60℃以上の温度を保つ。さらには10度以下に迅速に冷やし保存する。

 以上の3点に心掛けて、これから多くなる食中毒に気を付けていきましょう。

 

では、本日はこのへんで。失礼致します。

ありがとうございました。